ケープ・ファッション・ガイド
ケープの豆知識
ケープとは肩から腕をふわりと包む外衣のこと。袖のないのが特徴で、丈は肩口までの短いものや、長くてボリュームのあるものなどさまざまです。
歴史をさかのぼって調べてみると、古代エジプトの権力者たちもケープを身につけていたことがわかります。素材に用いられたのは通気性のよい麻で、身分が上がるほど装飾も華美になったとか。
そして中世にはヨーロッパを舞台として、ケープは多くの男女に愛用されるようになりました。以来、素材やデザインを少しずつ変化させながら、現在まで連綿と受け継がれてきたのです。人類の服飾史において、ケープは重要な意味を持つ衣服といえるでしょう。
ケープ(cape)の語源は、ポルトガル語のカパ(capa)ですが、日本ではいつしかカッパと呼ばれ「合羽」というあて字もつきました。カッパは今も、雨具を意味する名詞として使われています。身近な日本語のなかにも、ヨーロッパの文化がひそんでいるのですね。
魅力たっぷりのケープ
日本でも、ケープはなじみ深いファッションのひとつ。上品でクラシカルな雰囲気も、今では新鮮な魅力です。フード付きやリバーシブルのケープ、光沢のあるベロアのケープ、毛皮のケープ、ざっくりしたニットのケープなどデザインや素材も豊富にみられます。
年齢を問わず素敵に着こなせますが、若い女性が着ると可憐で清楚なお嬢さん風に、妙齢の女性ならエレガントな淑女風に見えてしまうという魔法のアイテム。カジュアルなファッションで外出するときはもちろん、パーティーやフォーマルな場にもぴったりです。ちょっと飽きてしまったドレスでも、ケープをあわせれば驚くほど印象が変わるので、まるで新しいドレスのよう。手袋やバック、アクセサリーを上手に使って、映画女優の気分で颯爽と街を歩いてみてはいかが?
ケープを着こなすポイントは?
ケープの着こなしで忘れてはならないのが、トップとボトムのバランスです。上半身にボリュームがあるので、ボトムをコンパクトにして全体のシルエットがすっきり見えるように心がけましょう。
そして、全身を鏡に映して必ずチェックするようにしましょう。ロングスカートと合わせるときは、見た目に重くならないように気をつけて。
ジーンズやパンツとの相性も抜群なので、ロングブーツを組み合わせたら軽やかなおしゃれが楽しめます。髪型も小さくシャープにまとめるといいですね。足が細く、長く見える効果もあるので、身長が低い人にもおすすめです。スタイルがよく見えるケープのメリットを最大限に生かして、個性的なおしゃれを楽しみましょう。
